斜視手術当日

手術は、州の中心都市にある本部みたいなところでやってくれます。家からは車で30分くらい。早起きして、行きは家族を乗せて、私が運転していきます。

7:30 にチェックインして、一通りの説明を受けてサイン。9:25 から手術開始で、1時間から1.5時間という予定。待合室で家族とフラフラしていたら、8時過ぎくらいに呼ばれて別室に一人で移動しました。

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移動式のベットがある小部屋で、色々と準備をするような部屋です。次のようなことをしました。
・服を全部脱いで、ペラペラのガウンと靴下だけになる。
・体重を測る。
・点滴を始める。
・看護師、麻酔科医、手術をしてくれる先生が入れ代わり立ち代わり挨拶しにくる。

血圧と脈拍をはかると、血圧の下が80ちょいと前より改善していました。また、脈拍が49 とか 50 くらいで、athletic ですね、これを維持するといいですよ、と言われました。我ながら、すごい落ち着いているなと思いました。大きな病気もなく、アレルギーもなく、家族も健康で、特にベッドの傾きや体勢も問題ないというやり取りをしていたら、low maintenance でいいね、と言われ、そんな言い方があるのかと感心しました。冷静です。

掛け布団がペラペラでしたが、中に常に温風が吹いてくるみたいな作りで、これが本当に気持ちよくて、ウトウトしては挨拶に来た医師や看護師と話すというのを繰り返しながら待ちました。麻酔は、部分麻酔だけど、寝かされるということで、安心しました。部分麻酔というのは知っていたので、少し何か見えたり音が聞こえたりすると嫌だと思っていたのです。予定より少し遅く、10時前くらいにやっと準備が整い、ベッドごとが手術室へ移動しました。

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手術室は思っていた以上に広くて本格的な作りで、人も3,4人いて、ちょっと萎縮してしまいました。けれどもそんなのに浸っている暇もなく、斜視の先生も登場し、いよいよ開始です。突然、あの無愛想な先生が少し踊りながら、好きな音楽は?と聞いてくるではありませんか。Rock と答えて、地元だし知ってるかなと思って、Death Cab for Cutie が好きですと更にかぶせて見ると、知らなかったようで、横の助手みたいなひとがフォローしてくれました。この手術の眠る前にリラックスさせるためなのか、楽しい話題で話すというのはマニュアルなんでしょうか。前も親知らずを抜く時に、眠る寸前に歯科医と唐突にラーメンの話をしたのを思い出しました。そんなことを思っている間に、マスクがつけられ、2回深呼吸をしたら寝てしまいました。

目が覚めました。斜視の先生が笑顔で、うまくいったよと言ってくれました。しかも、あんなに無愛想な先生だったのに、うちの子供をあやしてくれていました。本当はいい人だと知ってたよと、朦朧としながら思いました。そうこうしているうちに、では帰ってくださいとなり、え、こんな朦朧としてるのに!?とどぎまぎしている間に、車椅子に乗せられ車まで送ってもらいました。そのまま妻が運転して家まで連れて帰ってくれました。昼の12時には無事帰宅できました。目には包帯がついています。痛みもなくうまくいったと感じました。

午後は起きる元気もなく、ずっと寝て過ごしました。夜も少しご飯を食べて早々に寝ました。

そういえば、お願いしていた通訳は結局来てもらえませんでした。それでも特に問題なく英語で乗り切ったので、結果、英語の自信もつきました。